多摩市地域~相続放棄・限定承認という選択肢~【2025-07-05更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

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2025-07-05

多摩市地域~相続放棄・限定承認という選択肢~

必ずしも相続する必要はありません。
~相続放棄・限定承認という選択肢~


こんにちは。
LIXIL不動産ショップ中央企画(株)/シニアライフ相談サロン「めーぷる多摩ニュータウン店」です。

ご家族が亡くなり、相続が発生したときに、
「当然、財産はもらうもの」
と思われる方が多いかもしれません。

しかし、実は相続には『しない』という選択肢もあるのです。

それが「相続放棄」や「限定承認」という制度です。
今回はこの2つについて、わかりやすくご紹介いたします。



■相続放棄とは?
相続放棄とは、「プラスもマイナスも含めて、すべての財産を一切引き継がない」という制度です。

相続財産には、現金や不動産などの資産だけでなく、借金や税金の滞納といった負債も含まれます。
そのため、マイナスの方が大きい場合、うかつに相続してしまうと、借金だけを背負ってしまうというケースも少なくありません。
たとえば、2,000万円の株と4,000万円のローンがある場合、相続人2人で分けると、1人あたり1,000万円の資産と2,000万円の借金を相続することに…。

こうした事態を避けるために、相続放棄という制度が法律で認められています。

■相続放棄の手続きと注意点
手続き先:家庭裁判所(被相続人の最後の住所地を管轄)
期限:相続があったことを知った日から3ヵ月以内
手続き:申述書と戸籍類を提出
効果:最初から「相続人ではなかった」ものとされる

🔸 一度放棄すると原則として取り消せません。
🔸 ただし、詐欺や強迫があった場合は例外があります。

💡 放棄すると代襲相続もできないため、次の世代に権利が移ることもありません。
また、相続放棄をすると、その分の権利が他の相続人(遠縁の親戚など)に移る可能性もあるため、相続人調査は事前にしっかりと行う必要があります。

■限定承認とは?
「相続財産にプラスとマイナスの両方があるけれど、プラスの範囲で引き継ぎたい」という場合に使えるのが限定承認という制度です。

例えば…
不動産:2,000万円相当
借金:4,000万円

この場合でも、資産の2,000万円までの借金だけを負担すればよく、それ以上は相続しなくてOK。
つまり、**「思い入れのある家を手放したくない」**というときなどに活用されます。

ただし注意点もあります:
*相続人全員の合意が必要
*財産目録の作成が必要
*手続き期限は相続放棄と同じく3ヵ月以内

限定承認はやや手間がかかりますが、プラスの財産を確保しながらリスクを抑えられる方法です。

単純承認とみなされるケースにご注意!
「放棄しようと思っていたのに、預金を下ろしてしまった」
こんな場合、“相続する意思あり”とみなされてしまうことがあります。これを「単純承認」といい、放棄や限定承認が認められなくなることも。

🔸 預金や不動産などを処分する前に、専門家に必ずご相談ください。

相続開始前からの備えが大切です
相続が起こってから、相続人や財産の調査、戸籍や書類の収集をして…となると、3ヵ月はあっという間です。

後悔しない相続のためには、
・財産の内容を整理しておく
・親族関係や相続人の洗い出しをしておく
・必要ならば、遺言や専門家への事前相談をしておく

こうした**“終活の一環としての準備”**が、残された家族の負担を大きく減らしてくれます。

地域密着だからこそできる、相続・終活サポート
当社では、相続や遺言、相続放棄・限定承認を含む相続相談を、
地域の司法書士・税理士・弁護士など各分野の専門家と連携してサポートしております。

「親が借金を残して亡くなったらどうしよう…」
「兄弟と揉めたくないけど、自宅だけは残したい」
そういったお悩みを抱える前に、ぜひ一度ご相談ください。

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✅ 相続放棄・限定承認・相続登記・遺言・不動産売却など幅広く対応
✅ 初回相談無料・ご予約優先・秘密厳守

以上、相続対策専門士・シニアライフカウンセラーの田岡でした。
 

ページ作成日 2025-07-05