スマホで見る

断熱化は快適性だけでなく血圧にも関係する!?断熱化は快適性だけでなく血圧にも関係する!?【2021-05-07更新】|LIXIL不動産ショップ中央企画

賃貸・売買・賃貸経営管理のことなら
リクシル不動産ショップ中央企画へ

電話番号はこちら:042-371-0303
<< ブログの一覧へ戻る
  • 断熱化は快適性だけでなく血圧にも関係する!?2021-05-07


    多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
    とあるトクホの飲料のCMで、「血圧が130を超えると~」というものがありますが、ご存じでしょうか。
    年齢を重ねるごとに血圧が気になるようになって塩分を控えてみたり、件のCMの胡麻麦茶のようなトクホの飲み物を飲んでみたりとそれとなく気を付けている方は少なくないでしょう。
    色々なものを試して血圧が高くならないように頑張っているのであれば、生活の基盤である家に関しても考えてみてはいかがでしょう。


     

    増える高断熱・高気密住宅


    近年、高断熱・高気密の住宅が増えてきています。
    高断熱・高気密の住宅は冷暖房の効きが良いので、省エネでエコでありながら快適な生活をおくることが出来るでしょう。
    そんな高断熱・高気密の住宅に改修し温熱環境を改善させた生活空間にすることで、居住者の健康にどのような影響があるのかという調査を、国土交通省が実施していました。
    その調査により、断熱など住宅の室内環境が血圧などの健康に与える影響についてわかってきたことがあります。
    そのような住宅と健康の関係を知ることで、健康で快適な暮らしを目指していきましょう。

     

    国土交通省が調べた断熱住宅と健康の関係


    住宅内の温熱環境と健康に、どのような関係があると思いますか?
    国土交通省は医学・建築環境工学の学識者や事業者の協力のもと、住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証する調査を実施しました。
    このデータの検証により、住宅と健康についてわかってきたことがあるのです。
    調査の中で室温が血圧に与える影響が報告されています。
    第一に、室温が年間を通じて安定している住宅では居住者の血圧が安定しているということです。
    起床時に居間の室温が安定している(冬18度以上・夏26度未満)住宅と不安定(冬18度未満・夏26度以上)な住宅を比較する調査によると、室温が安定している住宅の居住者の方が最高血圧・最低血圧ともに季節による差が少ない安定している結果となりました。
    冬に暖かく夏は涼しい、快適な空間を保てている方が血圧にも優しいということでしょうね。
    第二に、部屋と部屋の間の温度差が大きい場合、血圧が高くなるということです。
    調査によると居間と寝室がともに18度、つまり温度差のない状態と居間は18度で寝室が10度、つまり温度差の大きい状態では、温度差の大きい状態の方が起床時の最高血圧が高くなったのです。
    他にも
    ・部屋の温度差が大きく、更に床付近の室温が低い場合も血圧に影響がある
    ・断熱性の高い住居への改修をした居住者としていない住居の居住者の血圧を比較すると、改修をした住宅の居住者の起床時の最高血圧が低くなっている
    という報告もありました。
    改修をした住宅の方が最高血圧が低くなっていることについて、断熱改修による室温の上昇が一因になっているのだろうとされています。
    冬に寒くならず夏に暑くならない、高断熱住宅に改修することで快適性が上がるだけでなく血圧にも優しい住宅になるということでしょう。


     

    断熱住宅はヒートショックのリスクヘッジにもなる


    また調査によると、断熱性を高く改修して冬でも室温を維持しやすくなるため、こたつや脱衣所の暖房が不要になるといった暖房などの習慣が変化、居住者の室内活動量が増加したとの報告もあります。
    こうした調査結果から、高断熱住宅に改修することで生活が快適になるだけでなく、健康を保つ一因にもなるだろうと考えられます。
    寒くなければ暖房をかける必要はなくなりますし、快適な室内温度であれば布団にくるまらず有意義な時間を過ごしやすくなるということでしょう。

    更に高断熱・高気密住宅のような家の中の温度差が小さい住宅は、「ヒートショック」の予防にもつながります。
    ヒートショックは急激な寒暖差により血圧が急激に変動することで意識不明や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こす現象を指します。
    例えば暖房の効いた部屋から外とほとんど変わらない温度の廊下に出た時、暖房の効いた脱衣所から寒い浴室に入ったときなどのようなときに起こります。
    断熱住宅への改修により居室から廊下に、脱衣所から浴室に移動するときの温度差が小さくなることで血圧の急激な変動が少なくなり、ヒートショックの予防にもなるということですね



    いかがでしょうか。
    断熱住宅にすることで快適性だけでなく健康面でも良いことがあるという調査結果でしたね。
    築年数の古い住宅などでは、断熱や気密性に不安が残る住宅も少なくありません。
    若いうちは大丈夫でも年齢を重ねるうちにヒートショックのリスクは高くなっていきますので、断熱住宅への改修も検討してみてはいかがでしょうか。
    なおヒートショックは家の中だけで起こるものではなく、猛暑日に冷房がガンガンに効いた喫茶店に入るときなどもリスクはあるので、注意しておきましょう。
    多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

    物件の購入であれば、AIを活用した良質な物件の提案を受けることが出来る物件提案ロボをご活用ください!


    ページ作成日 2021-05-07

カレンダー
 << 2024年3月