中古住宅のキッチンは住んでからカスタマイズすること前提で考えませんか?中古住宅のキッチンは住んでからカスタマイズすること前提で考えませんか?【2021-05-19更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

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中古住宅のキッチンは住んでからカスタマイズすること前提で考えませんか?
2021-05-19

中古住宅のキッチンは住んでからカスタマイズすること前提で考えませんか?


多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
家を購入するときに、こだわりたい重要なポイントの一つはキッチンでしょう。
CMやショールームに出てくるような最新式のシステムキッチンは憧れますよね。
ただそのような高級仕様のキッチンは、自動車が軽く買えてしまうほど高価なものもあり中々手を出せるものではないでしょう。
新築住宅であれば予算を割いてでも最新式のものにしたい欲求は強く出てしまうかもしれませんが、もし中古住宅を購入するのであれば、今回ご紹介する中古ならではのキッチン選びを選択してみませんか?


 

まずはショールームで機能を体験しましょう


良く言われることですが、物件探しの時はリフォームのショールームに行くことを強くお勧めします。
実際にどのようなシステムキッチンにしたいかをイメージするために行ってほしいというのもあるのですが、選ぶ選ばないは別として最新式のキッチンの体験が出来たりもするので夢が広がりますよ。
一般市民である私からするとお値段異常と感じてしまうほど高額な最新式のキッチンですが、ショールームでの価格はリフォーム会社・工務店に依頼するときの価格よりも高く表示されることが多いので、型番を控えてリフォーム会社や工務店に問い合わせてみてもいいでしょう。

ショールームで確認すべき重要なポイントは「機能」でしょう。
まずは自分の中で「これは欠かせない!」という機能の優先順位をつけましょう。
「食洗器が欲しい!」「コンロはIHが良い!」「火力が欲しいからコンロはガスが良い!」「これからは触れなくても水が出る水栓がいいな」
というような自分の中で欲しいものを挙げて、優先順位をつけることで物件探しがしやすくなります。
またショールームで実際に機能を確認することで、「思ったよりも必要なかった」「予算が残ればと思っていたけど、やっぱり欲しい!」というように実際の生活に適した順位にしやすくなります。
このとき優先順位の上位に食洗器があったとして、キッチンスペースの関係でシステムキッチンの中に組み込むことが出来なくても設置できるスペースが準備できたというような、システムキッチンに組み込めなくても希望が叶うこともあるので、柔軟に考えていきましょう。


 

システムキッチンは複数の機能が集まった箱


ショールームでチェックするべき(理解するべき)ポイントはもう一つあります。
それはシステムキッチンはただの箱だということです。
システムキッチンという存在を一塊の存在として考えてしまいがちですが、システムキッチンという箱にシンクやコンロなどの機能を組み込んでいるようなイメージの方が正確でしょう。
ということで、システムキッチンの機能を分けて紹介します。

シンク


最新モデルなどでは、排水しやすい構造を取り入れるなどの工夫がなされているものもありますが、何よりもシンクで重要なのは大きさでしょう。
あまりにも小さなシンクでは作業性が悪くなってしまうからです。
とはいえ、既存のシンクが小さいから大きいものに交換をしたいと思っても、システムキッチンという箱に収める以上簡単ではありません。
シンクが小さすぎると感じた時は、システムキッチンの交換を検討した方が良いかもしれません。
 

天板


ステンレスや人工大理石、セラミックを利用した高級仕様など色々な材質の天板があります。
シンク同様小さすぎると作業スペースが確保できず作業がしにくくなってしまうので、広さが重要になってきます。
システムキッチンは基本的にキッチンスペースにぴったりと入るよう作られているので、天板のスペースを広くしたいという場合、シンクのようにシステムキッチンの交換を検討しても問題の解決にならない可能性が高いです。
キッチンスペースが狭いのであればどう頑張ってもスペース以上にシステムキッチンを広くすることは出来ないので、リフォームでキッチンスペースを広くするか広いキッチンスペースのある物件を選択するしかないでしょう。
 

収納


扉やスライド式などメーカーによって様々なタイプがありますが、この収納を見ているとシステムキッチンは箱であるということが理解しやすくなるのではないでしょうか。
表面の仕上げ方を変えるだけでも雰囲気を大幅に変えることは出来ますが、当然限界はあるので、「もっと違う雰囲気にしたい!」「スライド式じゃなくて扉で開閉するタイプの収納に変更したいな」という時はシステムキッチンの交換を視野に入れたほうが良いでしょう。
色合いを変えるためのシートをご自身で貼るなど、DIYでシステムキッチンの雰囲気を変えるという手段もあります。
しかしプロと素人ではどうしても仕上がりに大きな差が出てしまうのでDIYが目的、仕上がりに目をつぶってでも少しでもコストダウンをしたいという場合以外は業者に依頼したほうが良いでしょう。
 

コンロ


新品でもコンロはオプション扱いです。
中古物件で既存のものが気に入らなければコンロだけ交換が可能です。
つまり、コンロを理由にシステムキッチン全体を交換する必要はありません。
 

レンジフード


コンロと同じく新品でもオプション扱いで、交換が容易です。
 

水栓


意外に思われるかもしれまでんが、水栓もオプション扱いです。
ピンからキリまで様々です。
後からの交換も容易です。
 

食洗器


ビルトインのものを後から付けるのは難しい場合が多いので、食洗器が重要な方は、既存のキッチンについているかどうかを確認して、ない場合はシステムキッチンの交換を検討した方が現実的かもしれません。
都市部のマンションでキッチンが狭い場合は、そもそも食洗器のスペースが確保できない場合も多いので、リフォーム会社に現地を確認してもらった方が良いです。


以上です。
システムキッチンそのものを交換する必要がある機能はシンクや収納、食洗器くらいとなります。
それ以外であればシステムキッチンという箱はそのまま、変えたい部分のみ交換など後からでも十分に対応可能なのです。
コンロや水栓など経年劣化で悪くなってしまう部分は交換が必要なことはありますが、シンクや収納部分などはクリーニングで済ませることが可能な場合が多いです。
中古住宅を購入するときにシステムキッチンは全て買い替えるか全てそのままにするかのどちらかしかないと考えてしまうかもしれませんが、交換するところとクリーニングで済ませるところを見極めて、コスト削減を目指していきましょう。


 

ここはクリーニングで済まさず交換していきましょう!


システムキッチンは箱で丸ごと買い替えなくても問題はないというお話をしましたが、次はここは交換を検討していただきたいポイントについてお話させていただきます。
例えばシステムキッチンに関していえば、水栓です。
コンロやレンジフードなどは目につきやすく汚れていれば「これは交換したほうが良いな」と気が付きやすいのですが、水栓は見落としがちなのです。
キッチンの水栓はその他の場所よりも使用頻度が高く、10年もすれば消耗して水漏れなどの不具合が起きてしまうことが多いのです。
住み続けていると「まだ使える」とそのまま使い続けてしまったりもしますが、後々水道屋さんに水栓のみの交換を依頼するよりも中古物件の購入するときにまとめて依頼した方が安い場合もありますよ。
同じくキッチンに関してですが、汚れが蓄積しやすい排水管の交換・高圧洗浄も依頼しておいたほうが良いでしょう。

最後にキッチン以外も含めたことに関してですが、床と壁紙の張替は購入のタイミングでしておくことをおススメします。
元々の床や壁紙のデザイン等が気に入っていてこのままが良く、汚れもクリーニングで綺麗になるレベルというのであればそのままでも問題はないと思います。
例えばですが、現在お住いの住居の床と壁紙を張り替えようと考えてみてください。
住居の私物は布団ぐらいで寝に帰る場所というわけではない限り、家具やポスターを移動するなど手間が多く「めんどくさい」と思いませんか?
壁紙や床の張替も引っ越し後に出来なくはないのですが、手間がかかってしまうので迷うなら引っ越し前に変えてしまった方が楽なのです。


 

DIYでキッチンをカスタマイズするのもあり!


新築住宅にいきなり手を加えるのはもったいない気がするかもしれませんが、中古住宅のキッチンであればどうでしょうか。
事前に細かい部分は住んでから手を加えられるようにしておいて、住んでから気付いたことを踏まえてDIYでカスタマイズするというのも楽しいものです。
住む前に考えていた通りにキッチンが機能すればそのままでも問題はないでしょうが、実際のところは住んでみなければ中々わからないものです。
実際に調理をしてみて、思ったよりもゴミを捨てる動作が大変だったりデザインの良し悪しで選んだキャスター付きのゴミ箱にゴミを捨てるのが手間だと感じればゴミ箱スペースを変更したり、購入時には興味がなかったホームベーカリーにはまったけれど置き場所に困ってしまったら棚を設置してそこに置いてみたり…
賃貸では傷をつけるわけにはいかなかったので出来なかったようなカスタマイズでも、購入した自宅なら自由に改造することが出来ます。
既製品であればどうしても出来てしまうデッドスペースに関しても、家具家電を実際に入れて生活してみてからデッドスペースに棚を作るなどその空間を有効活用することも出来るようになるのです。
床から天井まで、どこに何をしても管理会社から何か言われたり退去時に修繕費を請求されることもありませんから、好きにカスタマイズしていきましょう。



いかがでしょうか。
キッチンはとりあえずショールームで体験してみてキッチンの機能の中で優先順位をつけたほうが良い、システムキッチンは分割不能な一塊の存在ではなく色々な機能の集合体であること、住んでみなければわからないこともあるので住んでからDIYでカスタマイズするのもありですよというお話をさせていただきました。
棚などを自作するのは大変ですが、オーダーメイドでもない限りどうしてもデッドスペースは出来てしまうので、好きなように作ることのできるDIYは慣れればとても有効な手段です。
一度挑戦してみることをおススメしますよ。
床やクロスの張り替えついでに大枠の棚設置までリフォームで頼んでしまうのもお勧めですよ
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

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ページ作成日 2021-05-19