その不動産、本当に“遺せる状態”ですか?【2026-02-01更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画
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その不動産、本当に“遺せる状態”ですか?
その不動産、本当に“遺せる状態”ですか?
― 相続前に確認しておきたい不動産のチェックポイント ―

相続のご相談を受けていると、「不動産があるから安心」とおっしゃる方が少なくありません。確かに不動産は大切な資産であり、ご家族に遺せる財産の一つです。しかし実際の相続の現場では、その不動産が“そのままでは引き継ぎにくい状態”になっているケースが非常に多いのも事実です。
不動産は、預貯金のように通帳一冊で中身が把握できるものではありません。土地や建物には、名義、権利関係、利用状況、契約内容など、さまざまな情報が複雑に絡み合っています。これらが整理されないまま相続が発生すると、ご家族は思いがけない手間や負担を抱えることになります。
まず多いのが、「名義が古いまま」の不動産です。
親から相続した土地や建物の名義変更をしていなかったり、さらにその前の代の名義のままになっていたりするケースも珍しくありません。この状態では、いざ売却や活用をしようとしても手続きが進まず、相続人全員の調査や同意が必要になるなど、時間も労力も大きくかかります。
次に問題になりやすいのが、「共有名義」の不動産です。
兄弟姉妹で持ち分を分けて相続したものの、その後の管理や活用について話し合いがされないまま年月が経ってしまうと、「売りたい人」と「残したい人」で意見が分かれ、身動きが取れなくなることがあります。共有者が増えれば増えるほど、意思決定は難しくなっていきます。
また、境界がはっきりしていない土地も注意が必要です。
古くから所有している土地の中には、隣地との境界が曖昧なままになっているものがあります。相続後に売却や建て替えをしようとした際に初めて問題が表面化し、隣地所有者との話し合いや測量が必要になることもあります。これもまた、ご家族にとって大きな負担となります。
さらに、空き家や利用していない土地も見過ごせません。
「いつか使うかもしれない」「とりあえず持っている」という不動産が、実は固定資産税や管理の手間ばかりかかる“負動産”になっているケースもあります。相続人が遠方に住んでいる場合、草刈りや建物の管理が行き届かず、近隣トラブルにつながることもあります。
賃貸物件をお持ちのオーナー様の場合は、さらに一歩踏み込んだ準備が必要です。
家賃の流れ、管理会社との契約内容、修繕の履歴、借入金の状況などが整理されていなければ、引き継いだご家族は「何から手を付ければよいのか分からない」状態になります。不動産は“資産”であると同時に“経営”でもあるため、情報の引き継ぎが非常に重要なのです。
このように、不動産は持っているだけでは安心とは言えません。
大切なのは、「その不動産が、今どのような状態にあるのか」を把握し、ご家族が無理なく引き継げる形に整えておくことです。名義の確認、権利関係の整理、利用方針の検討など、少しずつでも進めておくことで、将来の相続は大きく変わります。
相続は、起きてから慌てて対応するものではなく、起きる前に整えておくものです。
不動産の整理は、決して「縁起でもない話」ではなく、ご家族への思いやりの一つ。今のうちに現状を知り、必要な対策を考えておくことが、安心して遺せる相続につながります。
当社では、不動産の名義や権利関係の確認、活用や売却のご提案、賃貸物件の承継に関するご相談など、相続を見据えた不動産の整理をサポートしております。
「うちの不動産は大丈夫だろうか?」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。今の状況を知ることが、将来の安心への第一歩になります。
ページ作成日 2026-02-01