第一種低層住居専用地域というと「なんだそれ?」と思うかもしれませんが、ひとことで言えば「陽当たりのいい閑静な住宅街」です。
閑静な住宅街は、スーパーなどの人が集まる施設がない分静かですよね。
しかし、これは逆にそのような施設まで距離が出来てしまっていることを示します。
若いうちは特に問題がなかったとしても、年齢を重ねると徒歩で買い物に行くのは大変になってきます。
近年は高齢者の免許返納を勧める動きが活発化していますから、自動車で買い物に行くのも子供に頼んだりタクシーなどを利用しなければならなくなるかもしれません。
免許返納の特典に公共交通機関やタクシーなどの割引があったり自転車が安く買えたりといったこともある場合がありますが、前者は無料ではない以上経済的な負担がありますし、後者は危ないから自動車を乗らなくするのに自転車を乗り回すのも…
このように閑静であるがゆえに住みにくい部分のある第一種低層住居専用地域ですが、今後その「住みにくい」部分が改善されるかもしれません。