将来ヴィンテージ住宅と呼ばれる条件はなんだろ思いますか?将来ヴィンテージ住宅と呼ばれる条件はなんだろ思いますか?【2021-05-10更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画
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2021-05-10
将来ヴィンテージ住宅と呼ばれる条件はなんだろ思いますか?
多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
ジーンズや時計などで、年代物の商品を「ヴィンテージ」と呼んだりしていますよね。
年月を重ねることで新品にはない良さが出て、その魅力に取りつかれる方の多いヴィンテージ商品ですが、近年まで新築が主流だった日本で住宅に対しても「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになったようです。
快適性を保ち長く住めるヴィンテージ住宅
築20年から40年の実例と専門家への取材をもとにヴィンテージ住宅の条件の記事をみつけましたのでご紹介いたします。
エコロジーの視点や高齢化社会ライフスタイルの多様化などの影響もあって近年の住宅は長く住める家に対する要望が強くなり、築年数がたっても快適に暮らせ、精神的にも満足できる価値の高い住まいの事をヴィンテージ住宅と呼ぶようです。
自宅が数十年後に”ヴィンテージ”と呼ばれる家になるには、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
建てる段階はもちろんのこと、建ててからも住み方が大事になります。
数十年後に差として現れる「日々のメンテナンス」
貴方が古い住宅に対して趣(おもむき)があると感じるポイントはどんなところでしょう。
少なくともひび割れやサビ、汚れではないのではないでしょうか。
住宅の中に住宅があるような特殊な事例でもない限り、住宅は野外に存在します。
野外で雨や風にさらされる建物はメンテナンスをしなければ経年劣化で傷んだり、住み心地が悪くなってしまうでしょう。
見た目も住み心地も悪くなってしまった住宅がヴィンテージと呼ばれ好まれることはめったにありませんから、日々のメンテナンスは必要でしょう。
設計段階から「安心して長く住める」基礎作りをする
新築で住宅を建てるのであれば、中古住宅を購入する場合には変えることのできない基礎部分にも目を向けると良いでしょう。
基礎部分は建てた後には変えられない部分であり耐震性能に直結する部分ですから、ここをしっかりとしておくことは重要です。
悪徳業者でさえなければ技術などで差異はあれど住宅メーカーによる完成度に極端な違いはないかと思いますが、基礎の構造の素材はどれを選ぶかで耐久性に関わってきます。
どの素材にするかは業者などとよく相談をして、長く住める住宅にするための基礎を築いていきましょう。
想定外の被害に対応してくれる「心強いサポート」体制の構築
建築を依頼する住宅メーカーを選択するときに、地震などの自然災害などの備えとして保証制度がしっかりとしているかを判断材料の一つにするのも重要です。
新築住宅にはすべて10年の瑕疵担保責任が義務付けられてはいますが、住宅メーカーの中には20年間の長期保証などプラスαの保証制度を設けている会社もあります。
アフターサポートがどうなっているかは長く住みやすくするうえで重要になってきますから、しっかりと比較していきましょう。
障害や介護などに対応できる「柔軟な設計」
階段の傾斜や段数など、「今の家族であればこのような設計になっていても問題なく住める」というような設計にして、後々の工事のことを全く視野に入れないようにしてしまうことは危険です。
20年30年と長く住んでいれば、家族構成やライフスタイルは変化してくるでしょう。
そのような変化があったときに、間取りが変えられる、ちょっとした改修でユニバーサルデザインやバリアフリーにも対応できるといった拡張性のある柔軟な設計に出来ると良いでしょう。
高齢になって少し住みにくくなったのでバリアフリーにして住み続けるといった暮らしの変化にも対応出来ますし、将来的に売却する場合にも買主のライフスタイルに合わせて少し手を加えることも出来るようになります。
そのような拡張性があり柔軟な対応のできる住宅であれば、ヴィンテージ住宅としての価値の上がるポイントにもなるでしょう。
省エネや自然エネルギーなど「自然への配慮」
最近SDGsを題材とする番組が放送されたりCMでも流れるなど、環境に対する考え方が見直されていますし、これから先も環境に対する考えは重要視されていくでしょう。
何十年後の最新技術を使った新築物件と比較すれば当然負けてしまうでしょうが、だからと言って現時点から見ても自然への配慮がなされていない住宅と配慮がされている住宅であれば、自然への配慮がされている住宅の方が評価は高くなると考えられます。
価値のあるヴィンテージ住宅となることを目指すのであれば、環境への配慮は重要なポイントとなるでしょう。
健康で気持ちよく暮らせるようにするための「快適性」
断熱をしっかりとして浴室や廊下などとの温度差をなくしたり冷暖房の効きを良くすることで省エネに気をつかえば、環境だけでなく快適性の向上にもつながるでしょう。
断熱性や気密性が高ければ夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことが出来ますし、廊下や浴室などと他の部屋の温度差が少なければヒートショックなどのリスクヘッジにもなって健康面にも気をつかうことが出来ます。
他にも遮音性・空調などの快適性を保つようにするだけでも、長く住み続けやすくなるでしょう。
将来的に売却や賃貸を視野に入れておく
購入のタイミングでは終の棲家として考えていたとしても、転勤や転職で引っ越さなければならなくなることもあります。
子供が全員家から出て、自分は介護が必要になり介護施設に入居するために家を売却・賃貸することもあるでしょう。
実際に終の棲家として住み続けることが出来ても、子供などの相続人が誰も住まず売却や賃貸することになるかもしれません。
これらのことは特別なケースではなく、誰にでもありうる可能性です。
そのようなときに新築時の図面や性能評価書、改修や補修・リフォームを行った時の図面や履歴が見つからなければスムーズに売却することが出来なくなるかもしれません。
介護施設に入居するための費用を実家を売却して確保しようとしているときに手間取ってしまえばそれだけ費用の確保が遅れて入居が後ろ倒しになる可能性もありますし、せっかく葬儀や相続が円満に終わったのに売却時に必要な資料が見つからず最後の最後で子供たちに迷惑をかけてしまうことになるかもしれません。
新築時から、住宅に関する資料の保管には気をつかっておきましょう。
いかがでしょうか。
新築後数十年経過した後に「ヴィンテージ住宅」と言ってもらえるか「ボロボロ住宅」と言われてしまうかは、購入時やメンテナンスでどのようにするかが重要になってきます。
またヴィンテージ住宅に住みたい!という時には、メンテナンスや改修工事がしやすくなっているかなどを考えるようにして住宅を選んでみてはいかがでしょうか。
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ページ作成日 2021-05-10
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